Page ☞ 1  2  3  4

就活体験記 2021卒 No.4


総合出版社 内定 コミック・ファッション志望/女性

志望理由

一言で言うと、「自分は編集者になりたい」と思ってしまったからです。親族にデザイナーがいた影響で、少し前まで自分もデザイナーになりたいんだと思っていました。しかし、悲しいかな私は自分でデザインする楽しさを見出せなかった。困ったなぁと思って、いつも通り漫画を見たときに、「自分にはこれがある」と思いました。辛い時・大変な時に、いつも拠り所にするのは漫画だった。それに気づいた時に、「自分は漫画に関わる仕事がしたいんだ」としっくりきたんです。それからすぐに編集部のアルバイトに応募して、「辛くても大変でも最後は楽しめる仕事なのか」を確かめに行きました。運よく入り込み、現場の編集者を見ていく中で、自分の中で帳尻が合い「私って編集者になるしかないじゃん」と思いました。思い込みが激しいんで。

 

自己分析

自己分析、死ぬほど苦手でした。なんかもう恥ずかしくて

それでも、「なぜこの時こう行動をしたの?」という自問自答を繰り返して、紙に書き出してみたりしてました。加えて、自己分析では限界があると思ったので、まずは母親に相談しました。「この時、どんなこと言っていた?」「どんな感じだった?」「どういうところが長所だと思う?」などとひたすら聞きましたね。親に聞くのは一番良かった、と個人的には感じています。

 

企業研究

刊行物をひたすら読み漁っていました。自分が読まない本や雑誌も含めてです。第一志望のコミックに関しては、読んだことのない人気作品はなるべく全部目を通していました。ただ、量が多すぎるので、「付け焼き刃でもいいから」くらいの気持ちでした。これは、とっても楽しかったです。出版就活特有の楽しさじゃないかなぁ~。研究しつつ、リフレッシュしてました。

 

ES

強く意識したのは、一回読んで「分かる」ものを作ることです。基本は、TOPの講座で習ったことを踏まえて書きました。あとは、書いたら見せる、直して見せる、の繰り返しです。私は、中高時代の友人に毎回「見てください!」と頼んでました。一年遅れで大学に入ったので友人は就活の先輩だったし、友人の優秀さは本当によくわかっていたので。あとは、TOPで知り合った内定者の方やOB訪問で知り合った編集者の方にお願いしてました。この場を借りて、丁寧に見てくださった皆様に感謝いたします。ありがとうございました!!!さて仕上がったとなれば(いつもギリギリ)、あとはひたすら誤字チェックでした。作品名・雑誌名・作家名は、本当に正式名称で書けているか。提出ギリギリまで舐めるように見てました

 

筆記試験

私は時事に弱いと思っていたので、毎週『王様のブランチ』を録画して見ていました。映画、本、芸能と様々なエンタメ情報が網羅されているし、見ていて楽しかったので。あとは、ツイッターで日経などをフォローして、「見たら必ず開く」という縛りを課していました。同じことをラインでもやっていました。あとは、『朝日キーワード』『マスコミ漢字』です。今年はコ◯ナで筆記がなくなるとこが多かったので、途中から放棄してましたが……。正直、無くなってよかった~というのが本音です。

 

面接

小心者なので、面接には苦手意識が強かったです。そういうわけで、準備はしっかりしていったタイプです。面接前は色々な質問に対する答えをメモに残していました。マス読やネットで出てきた質問をなるべく沢山リストアップして、母親と一問一答の練習をしていました。ただ、暗記してそのまま話すと、面接官は萎えるだろうなと思っていたので、あくまで「面接の練習」という意識です。そして、本番では練習を忘れましょう。通過していた面接を振り返ると、普通に面接官との会話が出来ていたものばかりでした。出版社の面接では、思った以上に「素」が求められているんだと思います。

 

メッセージ

私の就活は敗戦のオンパレードでした。正直、何度か「今年は無理かもな」と思いましたが、それで諦めるなら最初から出版就活なんてしていません。編集職への憧れはそう易々と捨てられるようなものではありません。大好きなものだから頑張れたし、我慢できました

もしかしたら、みなさんの中には私と同じように思い通りの結果にならない人がいるかもしれません。諦めるのも一つだと思います。ただ、一度抱いた憧れは大事にして欲しい。出版就活を諦められない人の支えになれればと思います。私も皆さんと同じく編集を夢見る者です。一緒に頑張りましょう!


Page☞ 1 2 3 4