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就活体験記 2021卒 No.3


総合出版社 内定 文芸・コミック志望/男性

志望理由

元々就活に前向きでなく、説明会や選考に参加してもあまり意欲的に働けるイメージが湧きませんでした。そんな中、たまたま出版社の説明会に行った際に、自分は本が好きだったことや、本から得た言葉をずっと覚えていてそれを一種価値基準として大切にしていたことを思い出して、そのような体験を読者に届けたいと思ったからです。また思い返してみれば大学時代の課外活動の大部分がメディア系のものを占めていました。自分では意識せずともそちらの方面に興味を持って積極的に携わっていたことから、なんだかんだ自分の進む道はそこに集約されているんだなという納得感もあって「ここしかない!」と思ってしまったからです。ぶっちゃけ直感です。

 

 

自己分析

人生を振り返ってみて、それぞれの行動や感情に「なんで?」を繰り返していました。なんでこの進路を選んだのか。なんでこの人が好きだったのか嫌いだったのか。なんでこの活動を選んだのか。なんでこの本が印象的だったのか。とりあえず思いつく限り色々書き出してみて、「なんで?」を繰り返してみました。時には人に上記のことを聞いてもらって「どんな人間に見える?」などと聞いてもいました。あとは雑談中にポロっと出てきた本音をしっかりメモして、心の奥底ではこんなこと考えていたんだな、と自分を客観的に見てみたりしました。

 

 

企業研究

OB訪問と刊行物の研究をしていました。OB訪問では、直接会社のことについて色々聞いてみたり、会った方の中で比較してみたり。刊行物の研究では、国立国会図書館に行って時間の許す限り色んなものを手に取って眺めていました。自分の志望ジャンル以外にも手を出して、気になった作品や記事、企画をメモして頭の片隅に置いておきました。正直、企業研究はやり始めると果てしないですし、明確な答えも出しにくいかと思います。自分もやれることはやったつもりですが、心のどこかには不安がありました。あとは、その不安を押し殺して、あたかも調べつくしたかのようなふりを出来るかだと思います。

 

 

ES

OB訪問やTOPの方にお願いして、他人の目は必ず一度は通すことを意識していました。伝わる文章になっているか・しっかりと設問に対する答えになっているか・あまりにもありきたり過ぎないか・一貫性があるか、など自分目線だけでは見落としがちなことをしっかりと拾うためです。出版社のESは手書きで郵送であることが多いので、時間に余裕を持って取り組むようにしていました。めっちゃ基本ですが、締め切りと必着or消印有効をしっかりチェックすること。締め切りを勘違いしていて、急いで仕上げて、完成したESを写真に残すことも忘れたおかげで惨敗した面接がありました…。

 

 

筆記試験

『朝日キーワード就職』や『マスコミ漢字』などを買って勉強していました。あとはニュースや新聞で新鮮な情報をキャッチすること、話題になった作品・イベントなどはチェックするようにしてました。結局出番は少なかったのですが、勉強にはなりました。予定稿は2つほど準備しており、これも他人の目を通して読みやすい文章か・起承転結は整っているか・そもそも面白い話か、などをチェックしていました。割と自分自身について書かされるお題が多かった気がするので、フィクションよりかはノンフィクションを準備しておくと良いかもしれないです。

 

 

面接

何を言うかをガチガチに固めて準備していくと演説っぽくなってしまうので、一問一答の要領でキーワードだけをメモしたものをノートにまとめていました。あとは面接の雰囲気を鑑みて量を調節していました。なんか難しく聞こえますが、要は「会話」を意識していたということです。相手に合わせたテンションで「お喋りしている」くらいのメンタルで挑めた面接は上手くいった気がします。あと、わからない質問が来た際は変に知ったかぶりをせず「わかりません」と答え、難しい質問が来た際は「ちょっと話がまとまりきらないのですが」とか10秒考える時間をくれませんか?」と言うことで自分を落ち着けることが出来ますし、面接官もちょっと微笑んでくれるのでおすすめです。

 

 

メッセージ

色々と偉そうな事を書き連ねましたが、僕は一度就活から逃げている怠け者です。働くのが嫌すぎて、就活が気持ち悪すぎて。2年目も笑ってる日より落ち込んだりムッとした顔をしていた日の方が多いです。どうしようもない奴だなあと自分でも思います。それでも踏ん張れたのはやりたいと思える事があったからです。先に働いている同級生にも「やりたい事があるって羨ましい」と何度も言われました。自分で選んで茨の道を進めていることは幸せなんだと思っています。出版社を目指す人はそういう人が多いのではないかなと思います。一度抱えてしまった憧れやこだわりに縛られて、苦しい思いをすることもありますが、どうかその熱意を大切にしてください。それでもやっぱり辛いなという時は、愚痴でも相談でもお相手します。たぶん誰よりも弱者の気持ちがわかるので、何か言えることはあるかと思います。


総合出版社 内定 文芸志望/男性

志望理由

待遇面・仕事の面白そうさ・働いている人の雰囲気など総合的に見て一番魅力的だったからです。子供じみた考えだとは分かっているのですが、そもそも働きたいと思えなくてそのなかで出版社なら働いても良いかなと思えたというのが正直なところです。

面接的には色々付け加えた上で

「出版社のお仕事をこの世にあるなかで1番面白い仕事じゃないかと思っています」

と伝えていました。出版社は(受けた範囲では)他業界に比べて正面から志望理由を求められることは少なかったのでこんな感じでも大丈夫でした。

でも個人的な実感・体験に基づいた志望理由(なぜ出版か、なぜこの会社か)はいくつかエピソード的に話せると面接で便利だと思います。

 

 

自己分析

気持ち悪いと思ってしまったので(思わない方が良い)ほとんどしませんでした。

でも初見の他人(面接官)の目から見て自分がどんな人間に見えるのかについてはずっと考えていました。結局就活って初見の他人からどう評価されるかだと思うので。

 

 

企業研究

OBOG訪問をして1番役に立ったアドバイスが

「本気で受かりたいなら(その会社の)文芸誌は読んどいた方が良い」

だったので同じ文芸志望の方にはまず文芸誌を読むことを強くおすすめしておきます。もちろん全部読まなくて良いので興味が持てそうなものだけ少しずつ読みましょう。

出版社の企業研究といえばその会社の作品を読むことだと思うんですが、個人的には読書量が少なかったのもあって正直全然足りてなかったです。ジャンル問わず出来るだけたくさん読むに越したことはないです。面接は第一志望ジャンル以外のことも思ったよりめちゃくちゃ聞かれます

あと会社ごとの違いって意外とあるので、OBOG訪問も出来る範囲でしといた方が良いと思います。

 

 

ES

T.O.P&Mです。T.O.P&Mで書き方を習いT.O.P&Mで添削してもらいました。

みなさんT.O.P&Mに来ましょう

就活の山場は面接だと思うんですが、面接で一番大事なのがESだと思います。

出来るだけ面白く書きましょう。

T.O.PM来てね。

 

 

筆記試験

大体、適性検査+時事問題+作文なんですけど、コロナのおかげで時事問題の試験は軒並み中止で勉強せずに済みました。ラッキー!

出版志望の人、時事問題と作文のことばかり考えて適性検査おろそかにしがちな気がするのでそちらもちゃんとやりましょう。

ここで落ちるとすごくもったいないのできちんと対策した方が良いんですけど、選考の序盤で半分とか三分の一に絞られるのに使われることが多いので、個人の意見としてはESや面接対策の方が優先順位は上かなと思います。

 

 

面接

出版社の面接って神格化している人も多い?気がするんですけど、結局就活の面接です。

話せる話題の範囲が広い(自己開示が求められる)

やりたい仕事(作りたい本)の話が多い

以外はわりと普通の面接でした。

個人的には短い時間(1525分程度)でどれだけ自己PRできるかの勝負だと思います。自然な会話の中で要素を詰め込む競技です。

M-1で言うならNON STYLEですね。NON STYLE好きじゃない方も面接ではNON STYLEになりましょう。M-1で言わないで下さいって思った人はすみません。

具体的には

自分の経験に結びつけて、できるだけ具体的に話す

自分の苦手分野(「おもしろい」話が出来なさそうな話題)は早めに切り上げて、得意分野の話に持っていく

などを意識していました。

 

 

メッセージ

ほどほどに頑張りましょう。

T.O.P&M来てね


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